2023年7月3日
こどもの病気
クループ症候群
感染症やアレルギー反応により、 急に喉の奥あたりが腫れて、 オットセイのような咳(犬が吠えるような咳)が出ます。 声がかすれたりしてきます。 喉の腫れが強い時は、呼吸が苦しくなることもあります。呼吸困難によるチアノーゼを起こす場合は入院することもあります。
治療としては、 デキサメタゾン製剤(ステロイド)を服用する。 ネブライザなどで薬(エピネフリンなど)を蒸気にして吸入させる。
室内を加湿しましょう。 洗濯物を干したり、 いろんな手段で空気を湿らせておくことが必要です。咳込みがあるときは、 温かい飲み物を少しずつ何度も飲ませて下さい。息苦しさがなくなれば本人のすきなものを食べさせて良いです。入浴は状態がよければ構いません。
昼間に落ち着いても、 夜に悪くなることもあります。 呼吸が苦しそうなときは早めに受診しましょう。