2023年7月4日

その他

経口補水液について知ろう

経口補水液とは?

体から失われた体液(水分・電解質・非電解質)を経口的に補う飲料のこと。
経口補水液は、脱水症を起こした体の水分補給に一番適した割合で作られているので「飲む点滴」とも言われています。経口補水液がおいしい!と感じたら「脱水状態」の可能性があります!!

脱水の種類

①体内から水分のみが失われてる状態・・汗をかいているとき、水分をとっていないときに起きます。
②体内から水分と電解質が失われている状態・・嘔吐、下痢、大量の汗をかいたときに起きます。
③体内から電解質のみが失われている状態・・嘔吐、下痢、大量の汗をかいた状態で水分のみを補給し  たときに起きます。
②と③のように電解質が失われている脱水に経口補水液が適しています。

脱水症は真水だけを飲んでも回復しない

嘔吐や下痢・発汗による脱水症のとき、体は水分だけでなく塩分も喪失した状態です。


脱水症の予防のために水分補給するとき、水やお茶、スポーツドリンクではなく、水分・塩分・糖分が最適バランスに配合された経口補水液を飲むのがおすすめです!


経口補水液には、脱水症になる前から日常的に飲むものに適したものから、脱水症になった後に飲むのに適したものまで、さまざまなタイプがあります。

経口補水液とスポーツドリンクとの違い

スポーツドリンクも水分・ナトリウム・糖分を含んでいますが経口補水液とはどのような違いがあるのでしょうか。

OS-1アクアソリタポカリスエット
エネルギー10 kcal7 kcal25 kcal
炭水化物2.5 g1.8 g6.2g
ナトリウム115mg80mg49mg
吸収の速さ速いやや速い普通
利用シーン過度の発汗や脱水
下痢・嘔吐・発熱
水分不足の時
スポーツ中
日常生活
スポーツ中

オーエスワンの飲み方

年齢ごとの1日の摂取量の目安

学童~成人500ml~1000ml
幼 児300ml~600ml
乳 児 体重1㎏あたり30~50ml

下痢と嘔吐が続いているとき

・嘔吐が激しいときは、できれば1~2時間は飲食を控えましょう。

 どうしても水分が欲しいときは、スプーンで口内をしめらす程度から始めましょう。

嘔吐が落ち着いてきたら

・経口補水液を10分おきくらいにティースプーン1杯程度から始めて様子をみましょう。

 嘔吐がおさまってきても、がぶ飲みは嘔吐の原因になるので注意!

 徐々に1回量を増やしていきます。

食事ができるようになったら

・食事開始直後に嘔吐することがありますが、その場合は嘔吐した量と同じくらいの量のオーエスワン

 を飲ませましょう。下痢をした場合も同じです。

オーエスワンのアレンジ

凍らせる

・製氷トレイにうつして凍らせます。

 凍らせると濃度差が出るため、一口で食べられるサイズで凍らせることが必要です。

 (ペットボトルのまま凍らせることはしないでください)

温める

・カップにうつして、レンジで20秒程度(人肌程度)温めます。

 温めることでお腹への刺激も少なくなります。

 (ペットボトルのまま温めることはしないでください)